2021年のプロ野球レギュラーシーズンの全日程が終了しました。
(セリーグ優勝はヤクルト、パリーグ優勝はオリックス)
しまの介が注目したいのは、今年の新人であるDeNAの牧秀悟選手(中央大)。
全試合を終えての成績は、
打率 :3割1分4厘(リーグ3位)
安打数:153本 (リーグ6位)
打点 :71点 (リーグ4位)
本塁打:22本(リーグ7位)
さらに8月25日の阪神戦ではサイクル安打を達成(新人ではプロ野球史上初)!
153安打は新人歴代5位(長嶋(巨人)と並ぶ)!
と、新人ながらすばらしい成績で1年目を終えました。
しまの介が牧選手を初めて知ったのは、昨年(2020年)のドラフト会議前。
テレビのニュース番組でドラフト会議注目の選手として取り上げられたのを観たのが最初です。
しかしドラフト会議で注目された打者は、圧倒的に佐藤輝明選手(近畿大)でした。
佐藤選手はドラフト会議ではオリックス、阪神、ソフトバンク、巨人の4球団が1位指名。
抽選の結果、阪神が交渉権を得て阪神タイガースに入団しました。
一方、牧選手は横浜DeNAベイスターズに2巡目で指名されました(同球団の1位指名は入江大生選手(投手・明治大))。
今シーズンが始まっても、テレビ・新聞で報道されるのは 佐藤輝明選手ばかり。
確かに佐藤選手はシーズン当初からホームランを量産して、目立った活躍をしていました。
一方、牧選手がテレビ・新聞で取り上げられるのを、しまの介は観たことがありませんでした。
牧選手がテレビ・新聞に大々的に取り上げられたのは、8月25日の阪神戦でサイクルヒットを達成した時くらいです。
ちなみに今シーズンの牧選手と佐藤選手の成績を比べてみました。
出場試合数::牧137試合、佐藤126試合
打席数:牧523打席、佐藤455打席
打数:牧487打数、佐藤425打数
安打数:牧153安打、佐藤101安打
打率:牧3割1分4厘、佐藤2割3分8厘
打点:牧71得点、佐藤64得点
本塁打:牧22本、佐藤24本
三振:牧85、佐藤173
長打率:牧5割3分4厘、佐藤4割6分6厘
出塁率:牧3割5分6厘、佐藤2割8分4厘
(出典:一般社団法人 日本野球機構)
本塁打以外の全ての数字において牧選手が佐藤選手を上回っています。
特筆すべきは三振の数。佐藤選手は173三振と牧選手の2倍以上です。
ホームランバッターに三振はつきものとはいえ、新人の三振数のワースト記録は121三振らしいので、大幅な記録更新となりました。
さらに173三振は日本人選手では歴代2位(歴代1位は村上宗隆選手(ヤクルト)の184三振(2019年))の記録です。
なお外国人選手を含めると歴代最多はブライアント選手(近鉄)の204三振(1993年))だそうです(週刊ベースボールONLINE2021.7.19 配信記事より)。
村上宗隆選手(ヤクルト) の今シーズンの本塁打は39本で、岡本和真選手(巨人)と並んで最多本塁打を達成しました。
佐藤選手には三振記録は気にせずに、来シーズンはがんばってもらいたいですね。
一方で、マスコミ報道にはあまり取り上げられませんでしたが、牧選手のようなきっちりと地道に活躍している選手に、しまの介はこれからも注目していきたいです。
プロ野球は今日(11月6日)から、クライマックスシリーズが始まります。
セ・パどのチームが「日本シリーズ」に進出するんでしょうかね。
楽しみですね~。