大相撲2021秋場所 13日目を終えて 2敗の新横綱照ノ富士を追う平幕3力士

2021年(令和3年)の大相撲秋場所は、9月24日(金)に13日目を終えました。
13日目を終えての上位の結果は以下の通り。

2敗 照ノ富士(横綱)
3敗 阿武咲(前頭6)、妙義龍(前頭10)、遠藤(前頭11)
4敗 隠岐の海(前頭8)
5敗 正代(大関)、貴景勝(大関)、御嶽海(関脇)、大栄翔(前頭4)、千代の国(前頭17)

2敗の照ノ富士(てるのふじ、横綱)を平幕3力士(阿武咲 (おおのしょう)、妙義龍 (みょうぎりゅう)、遠藤(えんどう))が追うという展開になっています。

今場所の見どころは、①横綱に昇進した照ノ富士が、昇進場所で優勝を飾るのか、②先場所、逸ノ城(いちのじょう)との取り組みで首をケガをして途中休場した貴景勝(たかけいしょう、大関)が、カド番を脱出できるのかといったところでした。

貴景勝(大関)は初日から3連敗。ケガが首だっただけに厳しいかな~、大関陥落かな~と心配されました。
しかしその後持ち直し、12日目に宝富士(たからふじ、前頭5)を破って8勝と勝ち越して、なんとかカド番を脱出しました。

今場所の意外な展開は、平幕3力士が3敗で優勝戦線に絡んでいることです!!

12日目を終えた段階で、2敗力士は照ノ富士(横綱)、3敗力士は阿武咲(前頭6)、 隠岐の海(おきのうみ、前頭8) 、 妙義龍(前頭10) 、遠藤(前頭11) の4人でした。

13日の取り組みは、阿武咲(前頭6)が正代(しょうだい、大関) 、妙義龍(前頭10) が貴景勝(大関) と、大関との対戦となりました。
普通に考えれば、2人とも大関に敗れて優勝争いから後退かと思いますが、なんと!!
阿武咲、妙義龍ともに大関に勝ちました!!!

とくに妙義龍(34歳)は貴景勝(25歳)とは埼玉栄高校の同窓。過去の対戦成績は先輩である妙義龍が13戦全敗。
本日の14戦目にして初めて後輩の貴景勝に勝利しました!

一方、大関の正代と貴景勝は共に5敗
う~ん、頑張ってほしいですね~。
といいますか、以前は大関といえば1敗、2敗で優勝争いに常に絡んでいた印象があるのですが、最近は大関と3役・ 平幕との力の差がなくなってきた感じですね。

なお、照ノ富士(横綱) は御嶽海(みたけうみ、関脇)を破り2敗をキープ。
(照ノ富士の2敗は9日目の大栄翔(だいえいしょう、前頭4)戦と、12日目の明生(めいせい、関脇)戦です)
遠藤(前頭11) は霧馬山(きりばやま、前頭2)に勝って3敗をキープ。
隠岐の海(前頭8)は逸ノ城(小結)に敗れ4敗に後退しました。

明日14日目の取り組みです。
照ノ富士(横綱) × 貴景勝 (大関)
阿武咲(前頭6) ×明生(関脇)
妙義龍(前頭10) × 正代(大関)
遠藤(前頭11) ×逸ノ城(小結)


優勝争い、どうなりますか?
楽しみですね~