10月11日に行われた王座戦(5番勝負の第4局)で、2勝1敗の藤井聡太7冠(21歳)が長瀬拓矢王座(31歳)に138手で勝ち、王座のタイトルを獲得しました!
藤井さんについては、2021年11月15日記載の以下の記事もお読みください。
将棋 藤井聡太さん あっぱれ!史上初10代で四冠!!過去の四冠達成者5人って誰❓八大タイトルって何❓
勝負が終わったのは夜の9時でしたね。
ちょうどNHK「ニュースウォッチ9」の放映の時に、テロップが流れました。大変な長丁場でした。
これにより、藤井聡太さんは将棋の8つのタイトル全てを獲得しました。
この8冠達成は、史上初となります。
改めて将棋の8タイトルを、藤井さんが獲得した順に記載しますと、
①棋聖(2020年7月16日)
➁王位(2020年8月20日)
③叡王(2021年9月13日)
④竜王(2021年11月13日)
⑤王将(2022年2月12日)
⑥棋王(2023年3月19日)
⑦名人(2023年6月1日)
⑧王座(2023年10月11日)
となります。
今年(2023年)に入って、3タイトルを獲得してるんですね(知らなかった~)。
8大タイトルは4人(注)で分け合ってたんですが、それを3年かけて1人で独占しちゃいました!
(注)藤井8冠の各タイトル奪取時のタイトル保持者
①棋聖(渡辺明(対戦時36歳))
➁王位(木村一基(対戦時47歳))
③叡王(豊島将之(対戦時31歳))
④竜王(豊島将之(対戦時31歳))
⑤王将(渡辺明(対戦時37歳))
⑥棋王(渡辺明(対戦時38歳))
⑦名人(渡辺明(対戦時39歳))
⑧王座(永瀬拓矢(対戦時30歳))
8冠達成は藤井さんが初めてですが、今まで全タイトルを獲得した棋士は3人います。
【(注)将棋のタイトルは当初の3つから、8つへと増えていってるんです。例えば「棋王」は2017年にタイトルに加わってます】
その3人とは、
羽生善治さん7冠(1996年2月14日達成、達成時25歳)、
大山康晴さん5冠(1963年2月2日達成)、
升田幸三さん3冠(1957年7月11日達成)です。
将棋は全くやらないしまの介でも、羽生善治、大山康晴、升田幸三が将棋界のレジェンドなのはマスコミに再三取り上げられていたため知っています。
そうした人の仲間入りをしたということは、やはりすごいことだと思います。
といっても、今回の対局についてテレビの報道などを観てますと、終盤まで藤井聡太さんは劣勢で、それをひっくり返した逆転勝利だったみたいです。
楽々と勝っているわけではないんですね。
公式戦の通算成績は、342勝68敗(8割3分4厘、日本将棋連盟HPより)。
【う~ん、勝率をみると2割は負けているのかぁ~】
というわけで、日本将棋連盟のHPで通算成績を見ますと、
羽生善治さんの6割9分4厘(1545勝681敗)が2番目の勝率みたいだから、藤井さんの8割の勝率は飛びぬけてます。
日本将棋連盟は来年100周年らしいです。
将棋界のこれからが楽しみですね。
参考:中日新聞(2023年10月12日付け朝刊)、日本将棋連盟HP