2022年(令和4年)の大相撲初場所千秋楽
関脇 御嶽海(みたけうみ) が横綱 照ノ富士(てるのふじ)を破り、優勝を決めました!
しまの介は、 照ノ富士(横綱) が御嶽海(関脇)に勝ち、三つどもえの優勝決定戦になると予想しましたが、見事にハズレました。
(といっても、御嶽海は照ノ富士に直近で7連敗してましたからねぇ。ここ一番というところで、見事に雪辱しましたね)
14日目を終えての上位成績は以下の通りでした。
2敗 御嶽海(関脇)
3敗 照ノ富士(横綱)、阿炎 (前頭6) 、琴ノ若(前頭14)
千秋楽 (1月23日(日)) の取り組みです。
阿炎 (前頭6) × 琴ノ若(前頭14) (初顔合わせ)
照ノ富士(横綱) × 御嶽海(関脇)
まず阿炎 (あび 前頭6)と 琴ノ若(ことのわか 前頭14) の対戦ですが、阿炎 は危ない場面もありましたが、「ひきおとし」でなんとか 琴ノ若 に勝利しました。
結びの一番、照ノ富士 と御嶽海の対戦は、 御嶽海 が 照ノ富士 を寄せ付けず、危なげなく「よりきり」で勝ちました。
この瞬間に、 御嶽海 の13場所ぶり3度目の優勝が決まりました!
(2019年秋場所以来の13場所ぶり)
もし照ノ富士が勝っていれば、阿炎 (前頭6) 、御嶽海(関脇) 、照ノ富士(横綱)の三敗力士3人による三つどもえの優勝決定戦となったところですが、そうはなりませんでした。
相撲ファンとしては、 三つどもえの優勝決定戦を観たい思いはありましたが、一発で決めた御嶽海にあっぱれ!です。
これで御嶽海は大関昇進基準(注)を満たすため、来場所の大関昇進も確実としました。
(注)「3場所連続で三役(関脇・小結)の地位にあり、その通算勝ち星が33勝以上」
御嶽海は関脇として、直近3場所の成績は今場所13勝2敗、先場所(九州場所)11勝4敗、秋場所9勝6敗と、通算勝ち星33勝をあげています。
なお、関脇以下で3度の優勝というのは、照ノ富士以来2人目とのこと。
一方、横綱 照ノ富士は今場所優勝していれば、新横綱から3場所連続で優勝ということで、栃木山(とちぎやま、27代横綱)以来103年ぶりの快挙となったのですが、これを逃しました。残念!
照ノ富士は12日目の明生(小結)との取り組みで敗れた際に、足を痛めたみたいですね。
結びの一番に本来の力が出せませんでした。
今場所の三賞は以下の通り。
技能賞 御嶽海(関脇) 3回目
敢闘賞 琴ノ若(前頭14) 2回目
殊勲賞 阿炎( 前頭14 ) 初
今場所怪我で4日目から途中休場した貴景勝(たかけいしょう 大関)と、今場所6勝9敗と負け越した正代(しょうだい 大関)は来場所はカド番となります。
頑張ってほしいですね。
一方、来場所(3月春場所)の番付予想では、
阿炎(前頭6、今場所12勝3敗 )と、若隆景(わかたかかげ 前頭1、今場所9勝6敗 ) が関脇。
豊昇龍(ほうしょうりゅう 前頭6、今場所11勝4敗 )が小結に昇進予定です。
( 阿炎 は2年ぶりの三役復帰)
また今場所十両で優勝した琴勝峰(ことしょうほう 11勝4敗)は、来場所は再入幕が確実となっています。
前回の入幕時には全く歯が立たなかったですが、期待の星ですね!
というわけで、若手力士も台頭してきています。
来場所も楽しみですね~。
記事参照:中日新聞(2022年(令和4年)1月24日(月)の朝刊)