1月12日から、2025年(令和7年)の大相撲初場所が始まりました。
初場所最大の注目は、大関 琴櫻と豊昇龍が横綱昇進なるか、です。
ダブル昇進の可能性もあります。
【横綱同時昇進】
過去に5例あるそうです。
最初は江戸時代。
直前では、1970年春場所の「北の富士」と「玉の海」。
その前は、1961年九州場所の「大鵬」と「柏戸」です。
大関 大の里は、一昨年(2023年5月)に初土俵。昨年(2024年1月)に入幕(幕内昇進)。
その後、昇進が早くて『ちょんまげ』での土俵でしたが、ようやく今場所から『大銀杏(おおいちょう)』を結っての登場となりました。
横綱 照ノ富士も、2場所連続全休から3場所ぶりの土俵復帰です。
関脇 若元春も大関昇進のかかる場所みたいですね。
以下、序盤(初日から5日目)までの、上位陣の取り組みで、波乱のあったものを中心に記載しました。
【初日】1月12日
横綱 照ノ富士と大関 大の里、初日黒星!
◎横綱 照ノ富士は、小結 若隆景(わかたかげ)に『肩透かし(かたすかし)』で、立ち会い後一瞬で敗れました。
◎大関 大の里は、前頭2枚目 飛猿(とびざる)に、喉輪でのけぞらされてからの『引き落とし』で敗れました。
【2日目】1月13日
大関 琴櫻黒星!
◎大関 琴櫻は、小結 阿炎(あび)に、『突き出し』で敗れました。
立ち会いから、阿炎に一方的に突かれて土俵を割りましたね。
【3日目】1月14日
大関 琴櫻 2敗目!
◎大関 琴櫻は、前頭2枚目 飛猿(とびざる)と対戦して、土俵際まで追い込みましたが、まさかの『引き落とし』で敗れました。
大関 琴櫻は、横綱昇進のプレッシャーがあるんですかね。取り組みが慎重になっていて、硬いですね。
逆に飛猿は、大関2人(大の里、琴櫻)に勝利です!
【4日目】1月15日
横綱 照ノ富士と大関 大の里 2敗目!
大関 琴櫻 3敗目!
関脇 若元春3敗目! 大関昇進は厳しいか!
◎横綱 照ノ富士は、前頭2枚目 飛猿(とびざる)に『送り出し(おくりだし)』で敗れました。
飛猿は終始、照ノ富士と離れて戦い、抱え込みを防いで、最後は照ノ富士の背中に回り込み、送り出しました。
飛猿は、これで横綱と大関2人(大の里、琴櫻)に勝利です!
◎大関 琴櫻は、前頭1枚目で元大関の霧島(きりしま)に、『寄り切り(よりきり)』で敗れました。
立ち会い後すぐに、霧島に上手を取られて、そのまま寄り切られてしまいました。
琴櫻は4日目にして3敗。
横綱昇進に黄信号ですかね。
◎大関 大の里は、小結 阿炎(あび)に、『引き落とし』で敗れました。
立ち会いで、阿炎が突いたと思ったら、後ろに思いっ切り引いて、大の里はバタッと倒れこみました。
阿炎は、大関2人(琴櫻、大の里)に勝利です!
◎関脇 若元春は、前頭4枚目で元大関の正代に、『突き落とし』で敗れました。
若元春は4日目にして3敗。
大関昇進には、あと2敗?しか許されない状況になりました!
本日は、他にも面白い取り組みがありました。
①宇良(うら) vs 高安(たかやす)
宇良が『伝え反り(つたえぞり)』という珍しい技で勝ちました。
取り組みから、反転して一本背負いのようにして投げる技でしたね。
②王鵬(おうほう) vs 大栄翔(だいえいしょう)
王鵬が『引き落とし』で勝ちました。
大栄翔の厳しい突きに、土俵際まで追い詰められました。
しかし、土俵際で大栄翔が突き出した左腕を手繰り寄せて、土俵に片足だけ残しての引き落とし。
見事でした!
これで王鵬(前頭3枚目)は4連勝です!
【5日目】1月16日
横綱 照ノ富士 休場!
3大関 全敗!
大関 琴櫻 4敗目! 横綱昇進 絶望的!
大関 豊昇龍 初黒星!
大関 大の里 3敗目!
◎横綱 照ノ富士は、膝の故障と糖尿病により、本日から休場。
今場所は2勝3敗10休の結果となりました。
◎大関 琴櫻は、前頭4枚目で元大関の正代(しょうだい)に、『寄り倒し(よりたおし)』で敗れました。
琴櫻は5日目にして4敗。
横綱昇進は絶望的ですね。
◎大関 豊昇龍は、今場所4連敗中の前頭2枚目 熱海富士(あたみふじ)に、『小手投げ(こてなげ)』で敗れました。
豊昇龍は、今場所初黒星です。
◎大関 大の里は、前頭3枚目 王鵬(おうほう)に、『送り出し』で敗れました。
序盤戦を終わって、三役の戦績。
横綱 照ノ富士 2勝3敗-休場
大関 琴櫻 1勝4敗
大関 豊昇龍 4勝1敗
大関 大の里 2勝3敗
関脇 若元春 1勝4敗
関脇 大栄翔 4勝1敗
小結 阿炎 4勝1敗
小結 若隆景 2勝3敗
序盤戦を終わって、全勝(5勝)は以下の4力士。
前頭3枚目 王鵬
5枚目 千代翔馬
10枚目 玉鷲
14枚目 金峰山
王鵬の5連勝は、
初日 小結 阿炎に『送り出し』
2日目 小結 若隆景に『押し出し』
3日目 関脇 若元春に『突き倒し』
4日目 関脇 大栄翔に『引き落とし』
5日目 大関 大の里に『送り出し』
で勝利したもの。
全て三役との取り組みに勝っており、力をつけてきてますね。
幕内最高齢、40歳の玉鷲も頑張ってますね。