YouTube “しまの介SONGS”「季節の中で」3回配信の顛末と、「現代思想入門」から得たヒント!

昨日(9月9日)、YouTubeしまの介SONGS」松山千春の「季節の中で」をアップしましたが、実はこの曲をYouTubeにアップするのは、3回目なのです!
(2回目までの配信は非公開に変更しました)

つまり、
9月3日に同曲をYouTubeに初めてアップ(1回目)。
9月6日に録音し直して、改めて配信(2回目)。
本日(9月9日)に初回曲と2回目の曲を無料の「音楽編集ソフト」で編集した曲を、再々度の配信(3回目)。

YouTube配信は「どこで踏ん切りをつけて配信するか」について悩むんですが、今回は踏ん切りがつかずに3回も配信し直してしまったということです。
これは初めてのことです!

なぜ踏ん切りがつかなかったかといいますと、1回目配信の曲は、
①間奏部分が一部抜けていたこと、
②2番の歌いだしがチョット遅れていること、
③「め~ぐ~る~」のサビの部分の声が割れているし、元気がないこと、
等の欠点がありましたが、ま、いっかと思いアップしました。

ところが、
やはり出来栄えがよくないのが気になり、歌い直しをして差し替えて、2回目をアップしました。

ただこれも聞いてみると、差し替え前の1回目の歌の方が良かった箇所もあり、差し替えして良かったのかどうかと迷いました。

つまり
①イントロ~歌いだし部分は、1回目配信の方が圧倒的に良い、
②サビの部分、間奏、2番の歌い出しの部分は、2回目配信の方が良い、
ということで、それぞれに一長一短があるんですね。
一発録音の難しさでもあります。

そこで、
音楽編集ソフト」を使って1回目配信2回目配信のいい箇所を切り張りしたらどうかと考えました。
そして、8日の朝から無料の「音楽編集ソフト」を探して、深夜に切り張りを完成して、9日3回目配信を行った次第です。
【この8日の音楽編集につきましては、別途記事を書きたいと思います】

視聴回数みますと、
1回目配信が3日間で61回
2回目配信は同じく3日間で35回
2回目の配信の方が伸び悩んでます。

ところが、
3回目配信は1日で76回視聴されました!
ちなみにこの記事は3回目配信の翌日(10日)の午後に書いてますので、丸1日経ってます。
でも、さすが松山千春ですね。他の配信曲と違ってアップしてからの視聴頻度が高いですね。

ギター弾き語りは、下手なりに練習すればするほど完成度は上がっていくんですが、どこで踏ん切りをつけて配信するか。
完璧を期したいのですが、そこまでの根気がありません。
う~ん、65歳という年齢のせいにはしたくないです。性格の問題ですね。

その点、74歳小田和正完璧を期す姿勢は凄いですね!
いつぞやの「クリスマスの約束」(TBSテレビ)に出演した吉田拓郎が、「もういいよっ」ってくらいリハーサルしたそうですからね。

ところで、
どこで配信の踏ん切りをつけるか」について、ひとつのヒントを先月(8月)読んだ「現代思想入門」(千葉雅也 講談社現代新書 2022年3月20日 第1刷)という本から得ました。

この本をなぜ読んだかといいますと、哲学の本なんですが、哲学にしては売れていて話題になっていたからなんです。
図書館で借りて読みましたが、さすが話題の本で、予約してから読むまで数か月待ちました。

そこには
プロセスはつねに途中である」p66
究極の完成形を目指さなくてよい」p68
ある程度のところで、「まあいいや」と終わりにする」p68
といったことが書いてありました。

 これはフランスのポスト構造主義の哲学者ドゥルーズすべては生成変化の途中である(p68)という思想から、著者が解釈した考えです。

 これをYouTube配信にあてはめると、「ある程度のところで、「まあいいや」と配信する」って解釈できます。

この本を持ち出すまでもなく、先述の1回目配信の時にま、いっかと配信しており、経験的にはやってることなんです。
ただ、哲学的にもこうした見切りの思想(しまの介の解釈)が是認されるってことです。

哲学者も認めるまあいいやの精神、大事にしたいですね。